飛鳥美人発酵堂ができるまで
約2000年前に日本に伝来したとされる稲の原生種を受け継ぐ、自然農法の「飛鳥古代米(赤米・黒米・緑米)」を様々な「無添加発酵食」として展開していく郷土愛から人類愛へ。地元飛鳥で自然発酵食の魅力を発信する「飛鳥美人発酵堂」です。故郷の韓国大邱の近郊、古都慶州に似たような明日香村の美しい風景に魅せられ、結婚を機に定住を決めた移住者のひとりです。
「飛鳥美人壁画と飛鳥古代米と発酵の世界」
元々世界史や歴史に興味があったこともあり、古代からの何らかの教えの点と点が次々と甦り、現実の経験としての線と線で結ばれていく中で、ひょんなことからその積み重ねが画期的な面として現れました。
移住してまもなく、子どもたちと散歩がてら見にいった近所の「高松家古墳(7世紀末〜8世紀初め)の国宝壁画」の中に眠ってる「飛鳥美人」の群れを拝見した瞬間の、優雅で華やかな佇まいに魅了されたのが遠い記憶から甦ります。
そして、近くの道の駅に行く度に気になっていた「飛鳥古代米」 三色の生のお米がこれまた色鮮やかに元気色をしている。普段のご飯に入れて炊いてみると綺麗な色したもちもち食感のご飯が出来上がり、テンションも上がる日々でした。そんなある日、近所のお年寄りの農家の方から、もう畑を耕す余裕がないから、よかったら何かしらで使ってくださいと、喜んで野菜を植えて美味しくいただく。市販の肥料は最小限に控えて、籾殻を主な肥料にしながら、夏はトマトやきゅうり、なすなどを収穫したり、ジャガイモやニンニクも美味しいし、冬の白菜や大根でキムチを作ったりと大活躍中です。
そんな最中、健康的なダイエットや酵素を取り入れた食に詳しい知り合いから「発酵玄米」の素晴らしい効果を教えていただきました。血糖値や血圧の上昇を抑えたり、腸内環境や便秘、血流の改善、精神安定作用、ダイエットや美肌効果まで、さまざまな効能があることを知り、普段炊いてるご飯を「発酵玄米」にアレンジしてみようと思いました。2年ほど続けてみる内に、大人は体調や肌艶がみるみるよくなっていき、子どもたちも何となく元気よく日々を楽しく過ごしてました。
そして、いよいよ末っ子が保育園に入ったのを機に自分のビジネスを考えるようになりました。美味しくて体に良い、「元気美食」をテーマに何かしたい。 一連の流れから自ずと見えてくる答えは「ロマン飛鳥古代米を使った発酵食」発酵食の素晴らしい魅力の一つは常温保存が効く、常備食として優れてることでした。栄養価はもちろんのこと本来の食材に旨味成分が増していき、より美味しく消化にもいいものに変身していくのです。まさに微生物と人間の仲良し相互関係によっての命と命の助け合いとも言えます。
最後に、「飛鳥美人発酵堂」の由来などをお伝えする中で、今後の目標までもが見えてきました。腸内環境を「お花畑」にすべく、古代ロマン飛鳥の四季折々の様々なお花をお届けするような気持ちで、皆様に「飛鳥産腸内フローラー」を確実にお届け致します。