腸活と小腸と免疫力

腸活と小腸と免疫力

💖小腸の免疫力

消化管から体内に入る最大の入り口は小腸にあります。その入り口から栄養素もばい菌や病原菌も入って来ます、私達の小腸には栄養素など体に必要な物は通過させるが、体に有害な細菌や病原菌は通過出来無い様に関所を設け、そこで消去・無力化しています。私達の体内に存在する免疫細胞には単球(マクロファージ)、顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)、リンパ球(B細胞、NK細胞、ヘルパーT細胞、キラーT細胞、等)があり、この内免疫の中心を担うのがリンパ球です。普通に免疫力といえばこのリンパ球のパワーを言います。
このリンパ球は私達の骨髄で作られ血液中の白血球に存在します。そして人体の器官分布で言うと60%が腸管に存在します。そして、小腸の絨毛の根本に「パイエル板」と呼ばれる最大の免疫組織が有ります「パイエル板」にはリンパ球のB細胞や、T細胞が結集しておりばい菌や病原菌が入って来ると、このパイエル板に引き込み外敵をやっつける抗体のIGA(免疫グロブリンA)を使って無力化しているのです。その他にも小腸絨毛の粘膜層や平滑筋にもリンパ球が存在し人体最大の免疫部隊を構成しています。この免疫組織は腸の容積はなんと腸全体の25%を占めています。この小腸に存在する免疫システムを活性化させるには先ずは腸内環境を健全にする事大切なのです。

💖小腸の栄養吸収

私達は口から食物を食べるとー食道ー胃ー小腸ー大腸ー直腸ー肛門から不要な物を排泄します、これを消化菅と言いますが普通の人で約9m有ると言われています。誰もがこれらを体内と考えがちですが、本当の意味での体内では有りません、たとえばちくわの穴の様な物で横から見れば内ですが、上からちくわの穴を見れば外です。本当の意味での体内とはちくわで言えばちくわの肉の中と言う事になります。

私達の体の大部分の入り口は小腸、大腸です。特に小腸は6m~7m有り腸の内皮には無数ほ絨毛が出ています。その数は3000万本とも言われています。そして、1本の絨毛に5000個の栄養吸収細胞が有り、1個の栄養吸収細胞から2000本の微絨毛が出ているのです。微絨毛の総数は、300兆本にもなります。そして、この腸の表面積は60坪、テニスコート一面に匹敵すると言われています。私達人間は長い歴史のなかで少ない食べ物から効率良く栄養素を吸収する為の構造になっています。

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