
やせられない人はいません。要は、継続できるかどうかです。継続するためには、目標を強く持ち続け意識的に自分の目標を再確認しましょう。ムリな目標、ムリな頑張りは長続きしないので、適度な柔軟さをもって臨みましょう。

ダイエットするには、運動や生活で消費する消費エネルギーを食事でとった摂取エネルギーよりも多くすることが必要です。食事制限のみのダイエットは脂肪と一緒に筋肉など他の必要な部分まで落としてしまいます。また、運動だけで食事のカロリーオーバー分を消費するのはとても大変なことです。食事と運動の両面をうまくコントロールして、徐々に脂肪を落とし、また、太りにくい体質をつくることが大切です。

極端な食事制限は、生存本能から身体が飢餓状態に備えて、太りやすくやせにくい体質を作り上げてしまいます。加えてストレスなどからリバウンドを起こし、ダイエット前より悪い体質になってしまうことがよくあります。ビタミン、ミネラルも身体に必要な栄養分です。カロリーを極端に減らすのではなく、糖質、脂質、たんぱく質の摂取量バランスを整えて、ビタミン、ミネラルをたっぷり摂ることがダイエットの近道なのです。

健康理想体重=身長✖️身長✖️22=
女優理想体重=身長✖️身長✖️20=
適正体重まで減量し、維持することで、生活習慣病の予防となります。生活スタイルは個人でさまざまですが、起床、就寝、食事時間、運動時間のリズムを整えて無理のない良い生活習慣をつくりましょう。

エネルギーの摂りすぎは肥満を招きます。消費エネルギーより摂取エネルギーが多いと太ります。いったい、自分がどのくらいのエネルギーを必要としているのかを知ることが大切です。
健康理想体重✖️30=ぐらいの人が多い。
・・・身体活動量の目安・・・
●軽い労作(座っている時間が長い場合):25~30
●普通の労作(立っている時間が長い場合):30~35
●重い労作(重労働の場合):35~

糖質である主食には、ご飯、パン、麺類、マカロニ、スパゲッティ、とうもろこし、いも類があります。極端に減らす必要はなく、適正エネルギーの50%は主食から摂りましょう。
主食の量を決めてしまえば、エネルギーコントロールがスムーズです。1食のうち、主食におかず1品、野菜が主の副菜を揃えれば、バランスが良くなります。

1ヶ月に2kgという数字は、少なく感じるかもしれません。早く自分の目標を達成したいと思うのが人の常ですが、体重の急激な減少は、その後のリバウンドにつながります。あくまでも、余分に蓄積された脂肪を落とすことが先決で、脂肪は軽いので数字になかなか表れません。数字のみを落とすことに捕らわれないようにしましょう。1ヶ月に2㎏でも半年で12㎏にもなります。長い目で見て頑張っていくこと

体重の計測は、起床時と就寝時に測ることをおすすめします。就寝時の体重と翌日起床時の体重に変化がほとんどない場合はダイエットになんらかの問題があると考えられます。体重の推移に気を配ることでペースや、パターンもわかってきて精神的に余裕が持てるようになります。

夕食を遅くに食べたり、ちょっとでも夜食を摂ったりしていませんか?脳の働きは、朝や昼の活動時間帯は交感神経が働いており、食事から摂取したエネルギーは代謝に使われますが、夜は副交感神経が主となり、エネルギーを吸収しようと働きます。夜は、胃腸の消化力が昼間の2~3倍もあります。寝る直前にとった摂取エネルギーは、ほとんど消費されないで蓄積されてしまいます。夕食はなるべく早く済ませて、寝る前にお腹が空いたら、水分で空腹を紛らわしましょう。

朝食はフルーツと牛乳でも良いのでしっかり摂りましょう。一日に2食しか食べなかったり、一度に多く食べて食事間隔が長かったりすると、身体が飢餓状態を避けるために食べた栄養が吸収されやすい体質になってしまいます。朝はそこそこ食べても太りにくいので、朝はしっかり摂り、夕食は8分目に控えることがポイントです。