3つの幸せホルモン、オキシトシン

3つの幸せホルモン、オキシトシン


一般に「愛情ホルモン」などと呼ばれるオキシトシンには肥満改善効果があり、その効果は高脂肪食を摂取して肥満しているほど高い可能性があることを、福島県立医科大学薬理学准教授の前島裕子氏と教授の下村健寿氏らの研究グループがマウスを用いた実験で明らかにした。

オキシトシンによる減量効果は、通常食を摂取した肥満していないマウスでは弱まることも分かった。詳細は「Scientific Reports」8月17日オンライン版に掲載された。


【結論】
その結果、高脂肪食を与えた肥満マウス(体脂肪率は約36%)では、雌雄ともにオキシトシン投与により体重が減少し、その減量率は対照群との間に有意差がみられたほか、初期の体重が重いほど体重減少効果が高まることが分かった。また、高脂肪食を与えた肥満マウスでは、オキシトシン投与により皮下脂肪だけでなく内臓脂肪の脂肪量も雌雄ともに15~20%減少した。

一方で、通常食を与えた非肥満のマウス(体脂肪率は約10%)では、こうしたオキシトシンによる体重減少効果は、高脂肪食を与えた肥満マウスと比べて小さかった
研究グループは今回の研究データについて、将来、オキシトシンを肥満治療に応用する際の重要な基礎データになるものと期待を示している。
[2017年9月12日/HealthDayNews]Copyright (c) 2017 HealthDay. All rights
今回、研究内容以外にも『オキシトシン効果』は減量効果よりも、多岐にわたっている事がわかっている。幸せホルモンの一つです。

ブログに戻る