21.お菓子の買い置き、食べたくなるものを見えるところに置かないこと。
お菓子やデザートは、糖質が多く高カロリーでダイエットには避けなければなりません。ジュースも糖分が多く含まれています。ファーストフード類やスナック菓子も体脂肪になりやすいです。人は目で見ることで食欲を刺激されることがよくあります。お菓子を食べたいという誘惑を起こさないためにも、目の見えるところ、すぐ手の届くところに食べ物を置かないようにすることが大切です。
22.アルコールの飲みすぎに注意すること。
アルコールは間食することと同じくらいカロリーが高いものです。日本酒1合、びんビールなら1本で約200kcal もあります。また、アルコールでおかずやつまみが進み、食べ過ぎにつながりやすいのです。飲酒習慣のある方は、ダイエット中は控えましょう。
23.大皿料理にして自由に取り分ける食事は避け、個人盛りにすること。
食卓で作った料理を大皿に盛っていませんか?大皿から取り分けて食べると実際の食事量が思っているよりも増えてしまう傾向がよく見られます。また、余ってしまうともったいないため、残りものを食べて処理してしまうことも少なくありません。個人盛りにすることで食べ過ぎを防止でき、食事が完結できるので食事の形態を見直しましょう。
24.ストレスを飲食で解消しないこと。
人は日頃の生活で生まれる諸々のストレスを、程度の差こそあれ、食べることで解消しようとします。特に、太る傾向にある人は、このパターンが多くはないでしょうか?ストレスを受けることが多い現在は、食事以外にも、自分に合ったストレス解消方法、リラックス方法を見つけることが大切です。
25.ゆっくり長時間、有酸素運動をして脂肪を燃焼すること。
有酸素運動とは、酸素を使って脂肪と糖質を消費し、エネルギーを出す運動を言います。この有酸素運動は、人体にとってはみれば、言わば"奥の手"であって、ちょっとした運動では人は無酸素運動でこなしてしまいます。無酸素運動では、カロリーを消費しますが、たまった脂肪を効率よく、そぎ落とすことにはなりません。運動をはじめても、最初は、この無酸素運動がほとんどで、15分から20分間運動を続けていると、ようやく人体は、"奥の手"の有酸素運動に切り替えてきます。したがって、脂肪を燃やすには、最低30分以上、できれば一時間でも二時間でも長く、ながーく運動を行う必要があるのです。心拍数が高くなり、酸素が不足ぎみで運動しても脂肪は燃えません。心拍数は、120を目安に、ゆっくりと長時間運動することが大切です。したがって、有酸素運動のためには、走ることよりも、むしろ早足歩きやエアロバイクなどでの運動が効果的です。
26.こまぎれの時間を活用して1日の活動量を増やす。
家事や買い物も積極的に行えば、十分なエネルギーになります。何事も身体を動かすことを億劫がらずに、積極的に動くようにするのです。朝のうちや夕食後、ちょっとした空き時間を利用して、例えば、腕立て伏せや腹筋運動も良いでしょうし、ちょっと自転車を漕いでみるのもいいかもしれません。少しでも一日の活動量があがるように努力しましょう。
27.運動で太りにくい身体をつくる。
人の身体は、一日中じっとしていても、エネルギーを消費します。この生命維持のための最低限必要なエネルギーを基礎代謝量といい、成人男性で1200~1500キロカロリー、成人女性で800~1200キロカロリーになります。この基礎代謝量は、筋肉を増やすことで高めることができます。そうすると、一日の消費カロリーがアップし、太りにくくなります。また、最大酸素摂取量というものがあります。これは、身体が取り入れることができる酸素の最大の摂取量のことです。この最大酸素摂取量の値が高いほど、脂肪燃焼の際の酸素の供給が大きいので、やせやすくなります。最大酸素摂取量は、定期的は運動によって増加します。基礎代謝量にしろ最大酸素摂取量にしろ、運動しない人ほど逆に太りやすい体質にしてしまっているのです。運動によって基礎代謝量と最大酸素摂取量を共に上げ、太りにくい身体を作りましょう。
28.体重は階段式に落ちていく。停滞期も頑張る。
ダイエットをがんばって、日々のカロリー収支がすぐに体重減という数字に表れるかというと、それほど単純ではありません。摂取カロリーよりも多くのカロリーを消費していても体重が減らないということがあります。それは、人の身体というものが、体重が大きく変動をしないように防御する働きが機能しているからです。しばらく、その状態を維持するとようやく身体の方が少ない摂取カロリーで生命維持をとれるようになり(適応)、体重が落ちます。減量は、少しずつではなく、段階的に落ちていくようになっています。体重が数字として減らない時期と「停滞期」と呼びますが、その時期は、ダイエットの効果が表れていないのではなく、身体の方が一生懸命次の状態に備えてがんばっている時期ですので、あきらめることなく継続することが大切です。
29.高カロリーメニュー、菓子類は大体把握しておく。(カロリーは大体の目安です)
30.エネルギー代謝を高める食品を補助的に取り入れる。
三大栄養素の他糖質、たんぱく質、脂質だけではエネルギー代謝がうまくいかず、潤滑油としてビタミン、ミネラルが大切です。不足するとスムーズなエネルギー代謝が行われません。積極的に摂りましょう。