11.夕食は高カロリーメニューを避けて、脂肪の少ない高たんぱく、高ビタミンの食事を摂りましょう。
夜は朝、昼よりも吸収が良いので、カロリーを摂りすぎて脂肪を蓄積しないことが必要ですが、身体に不足していたり、必要な栄養素は夜に摂ると吸収が良くなります。夜は脂肪を抑えて、たんぱく質やビタミン、ミネラルをたっぷり摂ることをおすすめします。
12.外食の頻度は控えめに。
外食の大部分は、脂肪、糖質を摂り過ぎる傾向が見られます。食の多様化により、和食以外に洋食、イタリア料理、中華などの外食産業が増加しています。欧米化の食事は肉類など動物性脂肪が中心でカロリーオーバーしやすく、また、中華などは炒めもの、揚げものが多く油によるカロリーオーバーになりやすいのです。やむを得ず、外食の頻度が多い場合は、なるべく和食を中心に定食やうどん、そばなどにします。週2回程度を目安にすると良いでしょう。
13.外食時はカロリー表示に惑わされないこと。
最近では、メニュー表にカロリー表示があったり、コンビニの惣菜や弁当にもカロリー表示があります。カロリーだけに捕らわれてしまうと栄養のバランスが崩れていても気付きません。脂質の表示がある場合は、脂質の含量の少ないものを選ぶと良いです。1品料理でカロリーが高くなくても、バランスを考えると定食にしてご飯とおかずを少しずつ残す方がバランスが取れるのです。
14.夕食後のデザートは控えること。
糖質の中でも、砂糖や果物に含まれる果糖は特に吸収されやすいため、夜に摂ると脂肪になりやすいのです。夕食後のデザートはできるだけ避けて、どうしても口直しが欲しい場合は果物を少量摂りましょう。
15.調理方法は揚げもの、炒めものの回数を減らし、煮もの、焼きものを中心にした献立にすること。
糖質、たんぱく質、脂質は三大栄養素です。糖質とたんぱく質は1g当たり4kcal 、脂質は1g当たり9kcalになります。すなわち、調理で使われる油も1gで9kcalもあるのです。油やマヨネーズ、バターなどは高カロリーです。特に揚げ物は油の吸油率が高く、とんかつ1人前では、油が約20gも吸収されています。煮ものや焼きもの、茹でる調理方法を積極的に取り入れて油の使用量をできるだけ少なくするように努めましょう。
16.よく噛んで食べること。(早食いしない)
胃が満腹になったからといって、すぐに脳が満腹だと感じるわけではありません。食事をとって消化吸収し、血液中の血糖値が上がって私たちの頭の中の満腹中枢にサインが届くまでに、20分ほどかかります。早食いをすると、このサインが届くまでに、必要以上に食べ過ぎてしまいます。胃はかなり伸縮しますので、早食いをすると、ゆっくり食べた場合に比べ倍以上食べてしまいかねません。ひと口ひと口じっくり噛み、時間をかけて食べるようにしましょう。
17.肉料理よりも魚料理を中心にして野菜を積極的に摂ること。
肉類や魚介類には良質なたんぱく質が含まれていますが、肉類には、飽和脂肪酸と呼ばれる摂りすぎるとコレステロールの合成を促進するものが多く含まれています。魚の中でも特に青魚には、コレステロールや中性脂肪を減らすものが多く含まれているので週3日以上は魚料理を摂ることをお勧めします。また、食物繊維はダイエット中は特に欠かせないものです。野菜を1日350g以上を目指して摂取しましょう。
18.間食はできるだけ減らすこと。
間食を摂ると、1日のカロリー摂取量が多くなってしまいます。スナック菓子は脂肪が多く、ケーキなどは砂糖と脂肪のかたまりです。間食で食べてしまいやすいものは、どれも高カロリーで、しかも、砂糖や脂肪など、最も体脂肪になりやすいものばかりです。間食をやめるのが難しければ、1日1回までとします。なるべく、果物やゼリーなど低カロリーのものにしましょう。
19.便秘はダイエットの大敵です。食物繊維をたっぷり摂ること。
ダイエットするには、腸内環境が良いことが大前提です。腸内環境は健康のバロメーターとも言われています。便秘の方は、食物繊維、水分を十分摂り適度な運動を心がけ、便秘を改善・予防しましょう。
20.見えない油に注意すること。
油には、目に見える油と目に見えない油とがあります。目に見える油には、植物油、バター、マヨネーズ、ドレッシングなどがあり、目に見えない油というのは、穀類、肉、魚介、豆、乳製品、菓子類などに含まれる油を指します。目に見える油には注意していても、食材そのものに含まれている目に見えない油には注意がいかないものです。おかずを取り過ぎると必然的に見えない油の量が増えるので、おかずの取り過ぎにも注意が必要です。